昭和40年の1万円の価値は〇〇!円安時代に大切なお金の歴史とお金の価値

最近は円安が進み、テレビのニュースでは訪日外国人がブランド物や家電などを爆買いされている光景が見られます。アジア人が西洋の国でブランド品を買うのはなんとなく理解できても西洋人が日本に来てまで西洋のものにお金を費やすことは日本ではなく欧米にお金が落ちるので日本に来る意味ないじゃん!と、内心モヤモヤしてしまうのは私だけでしょうか?

さて、今の円安は日本の70年代の経済状況に戻っているとも言われています。日本銀行の資料によると昭和40年の1万円は令和3年の21000円に相当するそうです。更に明治時代だと今の1万円には1000万円ほどの価値があったと言います。また江戸時代の1両を現在に換算させると江戸初期で10万円、江戸中~後期で3~5万円、幕末は3~4千円だそうです。

日本では弥生時代の人々は自給自足をして全て自分が生きるのに必要なものは自分で賄って暮らしていたのが、ある時から自分が欲しいものと相手の欲しいモノを交換こするようになりました。更に飛鳥時代になると遣隋使が中国に派遣されて和銅元年に和同開珎という最初のお金が作られました。

弥生時代の日本人は布の間に穴を開けて首を通す貫頭衣というのを身につけ、食事は稲作を行い、小麦、アワ、ヒエなどの雑穀を主食としていたといいます。味付けは塩の他に干貝や海藻の出汁だったようです。住宅は地面を掘り固めたところに屋根をつけた半地下の竪穴式住居という建物でした。

 

改めて今の私たちの環境を見てみましょう。スマホがあります。パソコンがあります。エアコンがあります。電気毛布があります。ガスやICのコンロがあります。カセットコンロもあります。電子レンジもあります。もし、弥生時代に電子レンジを持っていったら、便利なもので喜ばれるかもしれませんし、迷惑で自分達のやり方と違うと怒られてしまうかもしれません。

お金の価値って何でしょう?長い歴史の流れの中で見たらその時その時によって流動していく、かなりテキトーなものだというのがよくわかります。お金に価値をつけるのは銀行や政治家なのか!?違います。それは私たち1人1人なのです。だからお金の価値をどう見るかも自分自身。

さて、最近は昭和レトロに始まり、塩や醤油や日本酒など江戸時代に栄えた発酵食品が再燃し、更にはキャンプのテントはまるで竪穴式住居。洋服も本もリサイクルされる傾向にあります。どんどん時代は逆行して簡素な方向に進んでいるのですね。キャッシュレスの時代、物々交換が戻る日も近いかもしれませんね。

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