【体験談】私がうつ病になった時の話<後編> 気分を好転させた3つの習慣

うつ病体験談の続きになります。

 

病院以外で治るのに役立ったと感じたことを紹介します。
1.朝散歩
2.触れる情報を絞る
3.ノートに自分の頭の中身を書き出す

朝散歩をやってみて

朝散歩は精神科医の樺沢紫苑さんが勧めていらっしゃる方法です。
日光運動という3点がポイントになります。
これは、ここに書いていない他の方法と比べても回復していく実感がありました。
ただ、リハビリにあたる行為なので当然難しくも感じました。実際のところ、当時の私は日光を浴びることでとても嫌な気分になっていました。(うつ病の前後はそのようなことはないので、それもある種の症状だったのかもしれません)

そのため、実践方法としては、
夜でいいからできるときに散歩する

→ 一瞬でもいいから日光を浴びる

→ 朝でなくていいから数分でも太陽の下を散歩する

というように少しずつ実践していきました。
当時、そんな小さな一歩からしか取り組めない自分に批判や不安もありました。しかし、そもそも私がうつ病になったのは、自分の心身を休めることをないがしろにしていたからです。ということは、リハビリだからといってまたムリに実行しては悪化する可能性もあると思い、できる範囲で行動にうつしました。

SNS断食をやってみて

うつ病のときは触れる情報にも変化がありました。今まで何の気なしに見ていた明るい雰囲気の情報に抵抗感(というか場違いのような居心地の悪さ)を持つようになり、代わりに暗いニュースなどに目を奪われるようになりました。
そこで行ったのが、SNS断食です。ただ、ネットを断って"なにもしないでゆっくりする"というのは、当時の私にはあまりにも難しく感じられました。
そのため、動画を見る習慣を逆手にとって、繰り返し見たい動画だけをリスト化し、それ以外は見ないことにしたのです。たったこれだけのことで、病み方が落ち着きました。見る内容を変えたこともあるでしょうが、新しい情報を入れないことで脳にゆとりができたのが良かったのではないかと感じます。

筆記開示をやってみて

ノートに自分の頭の中のことを書くのは、ストレス緩和効果が森林浴以上だと心理学で分かっているそうです。
日常生活にも役に立つので、私はこれをうつ病になる前から実践していました。しかし、うつ病の症状が強かったときには、慣れていても頭の中で思い浮かんでいることをとられえられず、ほとんど実践できませんでした。
それでも、定期的に書いてみることで、自分の中になにがあるのかは少し見えやすくなりました。アウトプットならなんでもいいのかもしれませんが、うつ病のときは思いがけず元気がなくなってドタキャンするしかないときや、あまりにも言葉につまってしまうことがあり、相手がいると心苦しいので私はノートを使っていました。ノートなら書けなくても誰にも迷惑はかかりません。

おわりに

うつ病に限らず、自分の弱音を聞いてあげることが大切なんだと思います。それは、全て聞き入れて止めるという意味ではなく、一旦受け止めてあげてどうすれば嫌じゃなくなるのか自分に寄り添って考えてあげるという意味です。
自分だけ特別扱いで厳しくするのは止めて、大切な人に接するときと同じように自分にも寄り添ってみませんか?

 

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