あなたは使い走りの指示をしていませんか?
それでは、相手は指示待ち人間になってしまいます。
部下や後輩、自分の子供などに声をかける際、あれこれ細かく指示をして、
頻繁に次の指示を仰ぐようにと声をかけていませんか?
「これやってきて」
「次はこれをお願い」
「終わったら呼んでね」
このようなマネジメントだと、
進捗を全て自分が細かく把握しなければならず、
結果としてマネジメントできる人数も限られてしまいます。
またその結果、自分自身も
「時間がない」
「みんな私がいないと仕事が進められない」
「いつも私だけ頑張っている・・・」
そんな気持ちを抱いてしまう事が多くなってしまいます。
全面的なデリゲーションで、自分も仕事もうまくいく
相手の自覚や意思を尊重し、手段は相手に任せたうえで、
結果に責任を持たせるやりかたにしてみましょう。
その際、結果を得るために以下の3つの条件も合わせて伝える必要があります。
1.「望む結果」
具体的に達成してほしい事柄
2.「利用していいもの」
予算や人、資源、情報など
3.「利用してはいけないもの」
守るべきこと、してはいけないことも含む
この3つを伝えることができれば、相手はこの結果の為に、どういう手段でどこから情報を得てやっていこう。そのために自分はこれを優先的にしたほうがいい。という判断目安をつけることができます。
仕事の幅が、こだわりを作る
達成すべき条件と、それにむけたルールを把握すれば、
任された側は、自分の裁量が大きくなったことになります。
それだけ上司が、先輩が、親が自分の成長に、
やりとげる内容に期待をしてくれていると思えばこそ、
精一杯自分の納得のいく結果にコミットするようになります。
そうした環境で人は「自分のこだわり」を仕事に持つことができ、
「自分の良いと思えるもの」
「納得した仕事をすること」
を目指すことができます。
その結果、任せた仕事のクオリティーも上がり、同時に部下や後輩、
子供の成長もしっかりと促すことができるのです。
あなたの指示の出し方を、もう一度見直してみませんか?