【体験談】ナンパでゲッツーを目指したあの日

ゲッツーとは、野球用語でダブルプレーのことで、1つのプレイでアウトを2つとることです。直訳すると2つを手に入れるということです。

ナンパでこのゲッツーを決めたいと思うのはナンパ師としては普通のことです。
ナンパのゲッツーとは?ご説明いたしましょう。

 

私がナンパをしていたころ、1人で女性に声を掛けるのはやはり勇気がいるので、友人と2人で出かけることが多かったのです。そうなると声を掛ける相手の女性も自然と2人組ということになります。つまり2対2になるわけです。

私はいつも2対2になったときに2人とも口説けないだろうか、2人ともゲットできはしないのだろうか?などと厚かましいことを考えてしまいます。
ある日、2人の女性のナンパに成功し、4人で食事をしていた時、友人はあまり話す勢いがなく、私ばかりが話しまくり頑張って盛り上げていました。友人は何をやっているんだ、この大事なときに…と思いつつも私は頑張るしかないのです。

彼女たち2人のうち、1人は色白で清楚で真面目そうな雰囲気、もう1人は少し日に焼けたサーファータイプでとてもノリが良く話していました。
私は今回がゲッツーのチャンスだと考え、まずどちらから落とそうかと思案していました。サーファーの方が簡単に落とせそうなので、後に回し、口の堅そうな清楚な彼女にターゲットを絞りました。彼女が私のタイプだったことも多少ありましたが、1人目は口の堅い女性でないと、ゲッツーになりにくいのです。

それはもし口の軽い女性を1人目にするとその女性がすぐに2人目に報告してしまうからです。そこを内緒にしてくれそうな女性を選ばなければこのゲッツーは成立しません。
まず1人目の清楚な彼女はやはり真面目で、きちんと付き合わないと男女の関係に持ち込めない感じです。このタイプの女性は「付き合ってください」という言葉が魔法の言葉で、この一言があるかないかで、女性の態度が変わってしまいます。もちろん私もこの魔法の言葉の力をお借りし、1人目をゲットしました。とても感じの良い女性ですぐに別れるには惜しい女性でした。

しかし今回私の目標はゲッツーですので、 そのまま2人目に挑戦です。
しばらくし、2人目のサーファーを食事に誘い口説きます。1人目が2人目に報告していれば何か言うはずなのですが、態度は普通ですので、第一関門通過です。2人目の彼女は予想通り軽く、彼氏がいると言っていたにもかかわらず、ホテルに行くことを拒否しません。ありがたく2人目もゲットいたしました。

これでゲッツー成立です。ただし2人目が1人目にきっちり報告してくれましたので、このゲームはジ・エンドとなりました。
ゲッツーには成功した私ですが、どうしても1人目の女性に悪いことをしたという思いが残り、この後ゲッツーは封印しました。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」といいますが、今回の私は二兎を得たものの、虚しさだけが残った経験でした。皆さんも欲張りはほどほどに…。

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