最近読んだ本で、とても「刺さった」ものをご紹介したいと思います。
『「手紙屋」螢雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙』
喜多川泰 著
「何のために勉強するんだろう?」
「何のために大学に行くんだろう?」
そんな風に思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
私もその1人で、これから子供に「何で勉強するの?」と聞かれた時に、
自信を持って答えられないなと思い、この本を手にしました。
この本の主人公「和花」は部活と友達付き合いに明け暮れる高校2年生。
親と進路のことで衝突。
大学に行きたいけど、成績が足りない。
勉強しないといけないのはわかっているけど、やる気になれない…
そんな和花に兄が紹介してくれたのが、謎の人物「手紙屋」。
十通の手紙のやり取りをすることで、夢を実現させてくれるという…
和花がどのように変わっていくのか?
勉強の本当の意味とは?
その面白さとは?
夢を実現するために必要なこととは?
なかなか答えが見つからないような問いですが、
この本にはその答えのヒントがありました。
よくあるのが
「勉強は将来の可能性を広げるため」
「選択肢を増やし、選択の幅を広げるため」
こんな感じではないでしょうか。
私自身も親から「自分のために勉強しなさい」と言われてきました。
それも間違いではないのですが、
だから「困るのは自分だからいっか」という言い訳もできてしまっていた気がしします。
ネタバレになってしまうのであまり詳細は書けませんが…
小中学生の時にこの本に出会いたかったー!!
そうしたら自分の人生、もう少し違ったかも?!
と思っているくらいです。
「人は社会的な生き物」だからSNSで繋がりたいし、いいね!が欲しいのですが、
それ以上に「人は社会的な生き物」だから勉強するということが40歳目前でやっと腑に落ちた感じです。
さらに、「これから子供が小学生になると宿題のチェックとか面倒だな…」と思っていたのですが、
今は「一緒に宿題やりたい!」「学びたい!」と思っているくらいです(笑)
ちょっと感化されすぎかもしれませんが、
「学び」に対する1つの良質な考え方として良い本だと思いますので、
興味のある方は是非読んでみて下さい。
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