火災保険加入の理由って?住宅ローンのしくみを知ろう!

住宅ローンを組む際には、保険の加入を勧められる場合がほとんどです。特に火災保険は、住宅に万が一のことがあった場合に役立つ大切な要素となります。本記事では、火災保険をどのように加入し、運用すればよいのかをご紹介します。

 密接な2つの保険制度

住宅ローンと密接に関わる保険は「生命保険」と「火災保険」の2つに分類できます。住宅ローンは長期間にわたる契約が多く、返済前に事故や病気で亡くなってしまったり、火事や災害に遭い住宅が全焼・全壊してしまうことも考えられます。

火災保険は後者のケースを想定して結ばれる契約です。しかしローンの契約時に保険に加入していた場合、貸し手に保険金を支払うことで負債を相殺することができ、保険が大変役に立ちます。住宅の貸し手側も借りている側も、双方が安心してローンを組むために火災保険の加入は欠かせません。そのため、住宅ローンの加入時には火災保険加入を条件にしていることが多いのです。

 加入の理由とは

火災保険に加入が求められる理由は2つあります。1つ目は、前述のとおり自分の住宅が火災に遭った場合に保険金で負債を相殺することです。2つ目は、延焼によって火災に遭ったときに損害賠償金を請求できるようにするためです。もしも火災保険に加入していない場合は、隣の家から飛び火して自宅が延焼してしまったときに損害賠償金を請求することができません。延焼は損害額が莫大になることが多く、火を出した原因の人物が損害賠償金を保障することが難しいと考えられているためです。

まとめ

このように、自分の家の不始末だけではなく、隣の家からの延焼に備えて、自分の家を守るために「火災保険」に加入します。延焼によって火事になった場合も貸し手が住宅ローンを回収できるように、火災保険の加入を求めるのです。

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