いろいろな特殊詐欺の解説 ーキャッシュカード詐欺盗(窃盗)ー

キャッシュカード詐欺盗(窃盗)
特殊詐欺の手口は現在10種類に分類されています。例えばオレオレ詐欺や預貯金詐欺等の手口ですが、今日はその中でもキャッシュカード詐欺盗(窃盗)の解説をします。

キャッシュカード詐欺盗(窃盗)は、最近非常に被害が増加している特殊詐欺で、警察官などの名前を騙って電話をかけ「キャッシュカード(銀行口座)が不正に利用されている」「預金を保護する手続をする」などと、嘘の手続きを説明した上で、キャッシュカードをすり替えるなどして盗み取る手口です。
電話での説明後に「キャッシュカードの確認に行く」などの名目で私服警察官等になりすました犯人が自宅を訪れ、被害者が目を離している隙に、あらかじめ用意しておいた偽のカードと本物のカードをすり替え、被害者が気づかない内に口座から現金を引き出してしまいます。

実際のやりとりの例としては、まず次のような電話がかかってきます。

犯人:「もしもし警察の○○ですが、あなたの銀行口座のキャッシュカードが不正に利用されています。」

被害者:「え!キャッシュカードは家にありますよ。利用されるわけないです。何かの間違いではないですか?」

犯人:「それが利用される可能性があるのですよ。それを未然に防ぐために手続きをお勧めしているのです。」

被害者:「本当ですか、それで私はどうしたらいいんでしょうか?」

犯人:「犯人は偽のキャッシュカードであなたの銀行口座からお金を引き出そうとしています。今から、あなたの自宅に伺って、
そういうことができないように手続きしますので、キャッシュカードを準備して待っていて下さい。」

被害者:「助かります。よろしくお願いします」

ここまで話が進むと犯人は私服警察官だと偽って、被害者の自宅までやってくるのです。
そしてこう言うのです。

犯人:「手続きは終わりました。あなたのそのキャッシュカードが証拠品となります。厳重に保管しておいてください。この封筒
にそのキャッシュカードを入れて封をしましょう。ただし、暗証番号を忘れてはいけないので、紙に暗証番号を記して同封
しておいてください。重要な情報ですので私はもちろん、誰にも見せないようにしてくださいね。」と言って少し被害者か
ら遠ざかって、いかにも封筒の中身が見えないように振舞います。

被害者:「わかりました。これでいいんですね。」
と言って厳重に封をしたその封筒を犯人に手渡すのです。

犯人:「簡単に私に渡したらダメですよ、とても大事なものが入ってるのですから」
と言って、あたかも被害者の味方の振りをします。

さらに犯人は

犯人:「その封筒に割り印を押しておけばもっと厳重になりますよ。印鑑を持ってきてください」と言って被害者に印鑑を取りに
行かせます。

犯人は被害者が奥に印鑑を取りに行っている隙に、あらかじめ用意しておいた別の封筒とすり替えるのです。
そして被害者に

犯人:「誰にも見つからないところに厳重に保管しておいてください」
と言って被害者宅から出て、すぐに銀行へ行きお金を引き出してしまうのです。

犯人は、被害者が今後、この厳重に封をし、割り印まで押した封筒の中身をなかなか確認しないことをわかっているのです。
ですので犯行の発覚が相当遅れ、捕まりにくくなるというわけです。

どうですか、皆さん。昔からあるオレオレ詐欺に比べると相当手が込んでいませんか?
被害者の味方の振りをして騙すという卑怯な手口です。騙されないようにお気を付けくださいね。

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