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冬はこたつでみかん!? 〜今、蘇る昭和の風物詩〜

最近、若者の間で昭和レトロブームが続いています。歌謡曲にレトロな喫茶店、レトロファッションにレトロ柄・・・と昭和が新しくて流行っているのは今の時代にとても微笑ましいですね。今年は秋がないくらいに突然寒くなり、冬が到来してきました。昭和の方は「冬はこたつでみかんでしょう?」と思っているのではないでしょうか?

こたつでみかんの由来から、こたつでみかんを美味しく楽しめるノウハウを収集してみました。最後までお楽しみ頂けたら嬉しいです。

そもそもナゼ炬燵(こたつ)で蜜柑(みかん)!?

こたつの歴史・由来を紐解くと、炬燵(こたつ)が生まれたのはなんと室町時代。室町時代のこたつは囲炉裏の火力を落とし、灰をかぶせ、その上に短い脚付きの台を乗せて衣服や布を被せるものでした。現代の厚い布団をかけるこたつの起源は江戸時代の17世紀に遡ります。囲炉裏を床より下げ、大ごたつという何人もが入れるこたつが現代の掘りごたつの原型となっています。江戸時代中期には置きごたつが広まり、可動式になるなど歴史と共にその様式は徐々にグレードアップされていきました。明治42年にイギリス人の陶芸家のバーナード・リーチが正座を苦手とすることから東京・上野の自宅に掘り炬燵を付く他ことが初の腰掛け炬燵だと言われています。

 

橘(たちばな)と蜜柑(みかん)の歴史

こたつでみかんにはちゃんと意味があるのです。古事記や日本書紀の中で「橘(たちばな)」と記され、田島間守(たじまもり)という人物が病に倒れた垂仁天皇(すいじんてんのう)の命を受け、不老不死の果物として中国から持ち帰られたものが現代のみかんの原型と言われています。

しかし、旅立ってから帰国する前に天皇は崩御されてしまいました。田島間守の死後、植えられた橘が日本の様々なところに生息し、和歌山では至る所に自生しました。また、奈良県にある垂仁天皇の御陵内の小さな島が田島間守の墓となり、田島間守は『みかんの神様』として崇拝されてきたと言われています。その後、400年前に突然変異により、種無しみかんが出来たと言われています。

こたつでみかんを食べるようになったのはなぜ?

戦後、昭和になると三種の神器として「洗濯機・冷蔵庫・テレビ」が戦後に普及した高度経済成長期のシンボルのような家電として、歴代天皇に伝わる三種の神器になぞらえ、日本人の生活を豊かにしました。そこで、冬にお茶の間で家族が皆でこたつに入り、テレビを見るという生活スタイルや手頃に食べらるみかんが見事に合っていつのまにか風物詩となりました。みかんは寒いところに置いておくとカビが生える性質もあり、こたつの上に置いておくと適度な温度もあり、保存がきくことと、目の前にあることですぐに食べられることが理にかなっていたのですね。

 

こたつでみかんを食べることによる健康的効果

みかん3-4個に含まれるビタミンCは1日100mg分です。免疫力アップ、美肌効果、風邪を引きにくくするなど様々な効果が期待できます。β-クリプトキサンチンというみかんの黄色を出すカロテノイドの一種の物質がビタミンAと似た働きをし、がんや糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病や骨粗鬆症や認知症への効果が期待されています。更に、みかんの内側の皮の白い部分は血管を強化し、脳卒中予防効果が期待されています。みかんの内側の皮には食物繊維が豊富で腸活や悪玉菌を抑えるのに良いとされています。またゆうきさんのクエン酸には抗酸化作用があり、疲労回復にも有効です。

 

こたつでぬくぬくすることに憧れる外国人

最近、日本のアニメブームで「こたつでみかん」はワールドワイドになりつつあります。こたつは『めぞん一刻』や『銀魂』ならびに様々なアニメのシーンの中に登場します。中にはわざわざ日本からこたつを取り寄せる海外アニメファンもいるそうです。インターネットショッピングでこたつを購入して「コタツ寝は至上の喜び」「まるでブラックホール」「こたつは中毒性が高い」とコタツにハマり憧れるようになりました。中にはDIYでコタツを自作する強者も!円安の今、こたつ人気は更に拍車を増しそうですね。

https://www.youtube.com/watch?v=IeJGTzzgrXU

こたつにみかんと言えば猫!?

みかんの産地、和歌山のチキンナカタではなんと、5kg以上のみかんを買うと、おまけとして猫用こたつがついてきます。こたつの高さが小さいと言うユーザーの声に基づいて最近は改良されたようです。更に売り上げの一部は保護猫活動に寄付されるのだとか。飼い主は美味しいみかんを楽しみ、猫はぬくぬく気持ちよく、こたつの中で過ごし、その光景がインスタ映えします。更には社会貢献できて一石二鳥にも三鳥にもなるこの企画、猫好きさんにはたまらなそうです!

https://chicken-nakata.jp/shopdetail/000000000091/neko/page1/order/

みかんの頂点「こたつみかん」とは!?

「こたつみかん」とはみかんの聖地である愛媛県西宇和産のブランドみかん。爆発的に売れているみかんと言われています。その理由は『安くて甘い』『安くて美味しい』というコスパの良さ!楽天でクーポンを使うと2.5kgで998円というお求めやすい価格です。2年連続楽天グルメ大賞という5000以上ある出店の中から快挙を成し遂げています。更に2箱買うと送料が無料になるとか。これは冬はみかんですごしたくなりますね。

https://item.rakuten.co.jp/misaki-kajuen/mikan601/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_117_0_10002321

みかんを食べたいおしゃれなこたつテーブル

最近はおしゃれな長方形のコタツテーブルが流行っているようです。15000円もあれば送料無料で布団付きの暖かいこたつが入手出来ます。ハイセンスなウッディーなテーブルに北欧柄の布団が人気のようです。エアコンに比べて電気代が浮き、省エネにもなります。オフシーズンは普通にテーブルとして使えるのも魅力的。今年から、「こたつでみかん」是非始めてみてはいかがでしょうか!?

https://item.rakuten.co.jp/arianza/otk-kt01-set/

みかんを入れる可愛いかご

こたつをゲットしたらみかんを入れるためのかわいい入れ物も気になるところ。ガラス製や陶製のハイセンスなものから、アタ製のカゴタイプの温もりを感じられるものや竹製のものまで種類は様々。せっかくだから日本製の竹製の職人が丹精込めて作ったものを選びたいところ。しっかり出来ているので使い捨てにならず長期的に大切に使うことが出来て、サスティナブルですね。

みかんも美味しく頂けること間違いなしです。

https://www.taketora.co.jp/c/takekago/01kitchen/sa00503

みかんを簡単で早く剥く方法

それではみかんの簡単な剥き方をご紹介しましょう。みかんのヘタの部分を下にして手に持ちましょう。みかんのちゅしんの窪んだところに親指の爪を入れて半分にみかんを割ります。そこから更に4等分に割ります。下手側から皮を外します。はい。完成です。この剥き方を和歌山に伝わる『和歌山剥き』とか『有田剥き』と言います。他にもみかんの皮を上半分、下半分中央を残して剥き、皮の1箇所をカットしてフサの間に切れ目を入れて広げる『イモムシみかん』という面白い剥き方や花のように剥く『フラワーみかん』などもあります。今年の冬はみかんをおいしく楽しみましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=NhQK2d5l1eM

みかんがもし余ってしまったら?

みかんはいくつ食べても美味しいけれども、たくさん買って余ったり、ご近所さんからも貰って困るよー!という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方に朗報です。みかんをおいしくたべるコツ、お教えしましょう!先ずはみかんのコンポート。みかんの皮を包丁で薄皮ごと剥いて家にある余ったお酒(白ワイン、日本酒など)と砂糖で煮詰めます。暖かくて美味しいデザートに仕上がります。次にみかんゼリー。みかんを絞って茶漉しで濾したジュースを鍋に温めて粉ゼラチンを入れて容器に入れて冷やし固めてゼリーにするだけ。次に、鶏肉のオレンジソースのオレンジをみかんの汁で置き換えて作ればコスパの良いおしゃれな一皿が完成します。

https://www.youtube.com/watch?v=rYPfFwKt7iE

みかんでほろ酔いみかん酒とは!?

更にこたつでお酒など飲んだらぬくぬく眠くなりますね。自家製のみかん酒はいかがでしょうか!?梅酒のように簡単に自宅で仕込めるところも魅力的です。用意するものは、みかん、氷砂糖、ホワイトリカーの3点と4L保存瓶1本といたってシンプル!ぜひ、下記のサイトを参考にされてみられてくださいね。美味しいみかん酒が出来てクリスマスやお正月楽しめたら嬉しいですね!

https://delishkitchen.tv/recipes/374910582526051568

以上、こたつとみかん(と少し猫も♡)について書いてみました。いかがでしたでしょうか!?今年の冬はこたつで温まりながら、蜜柑づくしのメニューに花を咲かせ、これから年末年始にかけて、しばらくの間、ご家族とみかんで楽しく過ごしながらインフルエンザやコロナ対策をして乗り越えていきたいですね。情報が皆様のお役に立ちますように!!

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

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